貧乏人でも投資がしたい

パーソナルファイナンスとインデックス投資についての話題がメインです。意見は結構コロコロ変わります。

リタイア後、取り崩し中に暴落が発生したらどうするの?

今日は僕を含めて積み立て投資を実行している人の心配の種である、悪いタイミングで都合よく暴落がきたらどうなっちゃうの?という話題です。

「結局使うときに暴落してたら全てが無意味」

積み立て投資を否定する論法としてもよく使われます。実際どうなのでしょうか。また、運悪くそうなってしまったらどうすればいいのでしょうか。


「株価が回復するまで手をつけなければいいのでは?」

そこでよく言われるのは、株価は必ず回復するのだから、それまで手をつけずに無リスク資産のみで暮らせば良いという反論。

たしかにじゅうぶんな額をキャッシュなどの無リスク資産で保有していれば、数年程度は持ちこたえることは可能でしょう。しかし思ったより低迷の期間が長かった場合はどうでしょう。想定していた期間より長くなれば、いずれにしても取り崩すことになります。

そして、株価が回復したとして、減った無リスク資産とのバランスをいつ、どのように取りなおすのかについても考える必要が出てきます。此の期に及んでマーケットタイミングに思い悩まされることになります。

また、回復すると思いきやまた別の原因で下落した、などといった状況にも耐えることができるでしょうか。

この方法でやり過ごすことができる人は、そもそもリスク資産に頼らなくても一生を過ごせるだけの莫大な無リスク資産をお持ちか、もしくは年金以外にじゅうぶんな現金収入(不動産収入やETFの分配金、株の配当など)がある人などに限られてきます。つまり元々売却する必要のない人にしか通用しない手段です。

もはや自分が使うのではなく、相続させることが資産運用の目的になっているのでしょう。うらやましいことですね。


バランスよく取り崩すべき

さて、先ほどETFの分配金が現金収入と述べましたが、これについて視点を変えて考えてみるとどうでしょう。

詳しいかたはご存知だと思いますが、投資信託の分配金は、一部を解約して現金化しているのと同じです。

まあこれは不動産や債券などでも同じことで、理論上は将来得られるであろう利益が価格に載っているわけですから、収入を得た分その資産の価値は減っていると考えられますよね。

つまり「ETFの分配金があるから暴落時に売却しなくてもお金が足りなくなることはない」は裏返すと「私はちびちび解約しているので大丈夫です」ということになります。(なりますよね?)

これをさらに別の言い方をすると、「無リスク資産とリスク資産をバランスよく売却しています」ということです。なーんだ、結局基本に戻ってきてしまいました。

必要な分だけ、アセットアロケーション通りに取り崩すだけでよかったんですね。


節約しつつ、回復を待とう

とはいえ、明らかに資産が目減りしているときにわざわざお金をたくさん使うこともないでしょう

いずれにしても取り崩すしかない程度の額しか持てない一般世帯としては、やはり経済が減速しているときにはそれなりに節約して、傷を浅くする努力はすべきだと思います。

資産運用の成績をコントロールすることはできませんが、支出はある程度コントロールできます。せっかく築き上げた資産、なるべく長持ちさせて効率よく使っていきたいものですね。