貧乏人でも投資がしたい

パーソナルファイナンスとインデックス投資についての話題がメインです。意見は結構コロコロ変わります。

引退後のポートフォリオについて考える

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資産形成家のいぬデックスです。

一旦ほとんどの財産がなくなったこともあり、アーリーリタイア欲もなく、そんな実力もなくといった感じですが、いずれ訪れる定年退職へ向けての取り組みは続けています。

今は資産額も少ないということで、ちょっと前のめりですが株式のみの資産配分で一定額まで積み上げていこうと思っていますが、いずれはもう少しマイルドな配分に切り替えていく必要があるかもしれないと思っています。

ベストな資産配分法とは

さて資産配分(アセットアロケーション)について話をするときには「トービンの分離定理」が必ず出てきます。これが出てくる過程の詳しい説明は以下のリンクを参照していただくとして、ここで重要なのはリスク資産部分の構成は固定したままで、無リスク資産との割合のみで全体のリスクを調整すべしということです。

平均分散アプローチ | みずほ証券 ファイナンス用語集

最適なポートフォリオというのを導き出すのは実際には不可能です。というのも期待リターンやリスク、相関係数といったデータは過去を参考にしたり、なんとなくの予想を立てるしかないので今後も変化しますし、予測としては正確さに欠けます。

これについてはこちらを。引用ばっかりですね。

「平均分散アプローチ」によるアセットアロケーション決定の意義┃TREND WISE

それはそれとして、過去のデータやなんとなくの予想をもとにした推定最適ポートフォリオをいい加減に出してみるとこんな感じになります。

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グラフの作成:長期投資予想/アセットアロケーション分析 ~ 投資信託のガイド|ファンドの海

接点より右側はレバレッジつまり借金をして100%を超えるリスク資産を持った場合(預金と同じ金利で借りられる場合)です。借入金利はふつう預金よりも高くなるので、この図で言えば接点を境に青い線のようにリスクだけ増えて逆にリターンが悪化することもありますので、レバレッジをかける場合の接点はもっと期待リターンの高い場所に移動しますが、今回は省きます。

さて、この図を見ると(レバレッジをかけない場合の)接点ではリスク5%、リターン2%くらいですね。これで満足できますか? 僕にはできません。今のうちにもっと稼いでおきたい(笑)

というわけで現実的な選択としてはもう少しリスクを許容して、高いリターンを狙っていくことになるでしょう。ちなみに赤い+のマーカーは国内外の債券・株式・新興国株式に均等に割り振った時の結果です。4資産均等ならもう少し左下に寄ります。

どうせ正確な予測は不可能ですので、極端にバランスが悪くない限りは好きなように決めれば良いのではないかというのが僕の結論です。

メンテナンス性の問題

すこし、寄り道が過ぎました。

引退に合わせてリスクを調整してゆく上でで問題になってくるのは、リスク資産を個別に購入していると、無リスク資産との調整がたいへん面倒臭いというところです。

まずリスク資産それぞれのバランスと、さらに無リスク資産とのバランスを掛け合わせないといけません。表計算ソフトなど使えば多少は楽になりますが、売買の指示はこんどは口数の計算も必要になってきたりして、面倒臭がりの自分には想像しただけで吐きそうです。

この方法が使えるのはバランスファンドのように、リスク資産を一本でまとめて管理できる場合にのみ有効になりそうです。

また、使わないのに置いてある現金の管理にも不安があります。ついつい使ってしまわないかということです。僕はかなり意志が弱いので、必要な額+α以上は持たない方がいいかもしれません。

無リスク資産を分離する作戦

そこで思いつくのが、一定額の現金のみ確保して、残りは全てポートフォリオに放り込んでしまう方法です。つまり、株式と債券を組み合わせる割合でリスクを調整して、必要な分だけ分配金なり解約するなりで現金化するという方法。

もはや完全に分離定理からは外れてしまっていますが、実を言うと『投資の大原則』や『インデックス投資は勝者のゲーム』などの古典的バイブルでも(暗示的に)提案されている方法はこちらの方です。

よほど複雑なポートフォリオにしない限りはそこまでメンテナンスも難しくないのではと思っています。なんならバランスファンドに、現金の代わりに国内債券ファンドを混ぜてポートフォリオとしてしまってもいいわけです。

もちろん現金を別の場所に分けるという方法でポートフォリオに組み入れても良いのですが僕は意志が弱いのでファンドのほうがいいと思います・・・。

非課税期間のこと

つみたてNISAでは非課税で運用できる期間が20年間と決まっています。これが切れた時が保有資産を切り替えるチャンスとなります。

個別に買い付けると、買った時はバランスが取れていたものが、毎年非課税が切れて出てくる頃にはてんでバラバラになっている可能性が高いので、僕は最初から固定配分のバランスファンドにしておくのが良いと思っています。こうすれば買った時と同じ配分が保たれたまま課税口座に出てきますから。

今は株式100%ですが、非課税期間の終了を機にリスクの低いものに順次買い換えてゆくこともできますね。こうすれば引退する頃にはいい感じの資産配分に調整できているのではないかと思っていますが、どうなるでしょうか。

個人的にはバランスファンドを使った簡単なリスク調整こそが、多くの人にフィットする方法ではないかと思っています。