貧乏人でも投資がしたい

パーソナルファイナンスとインデックス投資についての話題がメインです。意見は結構コロコロ変わります。

iDeCo(個人型確定拠出年金)もいずれ好きな商品が選べるようになるといい

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資産形成のいぬデックスです。

少し前の話になりますが、先日の三菱UFJ国際投信×SBI証券のブロガーミーティングで、彼らは多様性、多様性と繰り返し主張していたそうです。

詳しくはこちらをどうぞ。

多様性と表現するのは何か違うと感じますが、それはともかくとして、要は金融機関の思惑に制限されることなく、好きな商品を使えるようになるとよいということには異論はありません。

というのも、都合により取り扱いがないせいで、iDeCoとそれ以外とで違う商品を使って運用せざるを得ないというのは、やはりややこしいと感じるからです。

できることなら全ての口座で同じ運用がしたい。たとえば僕は今、つみたてNISAではeMAXIS Slimの三地域均等を積み立てていますが、これはSBI証券のiDeCoには採用されていません。

同じものが買えたらいいのにな・・・と思うことはあります。同じ商品を買うために、iDeCoで扱っている商品の中からつみたてNISAで買う商品を選ぶというのも妙な話です。iDeCoの商品制限がつみたてNISAの商品まで制限してしまっています。

しかしそれを主張するためには、間違いなく選べると言えるだけの仕組みを用意してみせてからだと思います。

商品数が多くても選べている例

実際、(iDeCoではない方の)SBI証券や楽天証券ではありとあらゆる投資信託を2000本以上取り扱っています。おかげで我々はその中から目的にあった投信を選ぶことができています。

SBI証券も楽天証券も、検索・絞り込みを使ってリストに表示される候補を十分に減らした上で、求める要素について順番に並べることが可能になっています。これなら正しいものが選べるでしょう。

しかし残念なことに、SBI証券のiDeCoに関して言えば、時代遅れにしか見えない、めちゃくちゃ使いにくい管理画面しか用意されていません。儲からないのでコストダウンでしょうか。IT革命とはなんだったのか。

やることやってから言ってほしい

ミーティングの話に戻ります。僕はこの発言が大変不愉快でした。

商品数を削るではなく商品を選びやすいツールを提供するのが使命

僕はこのレポートを読んだ時、主張と実際にやっていることとの乖離について、怒りの記事を書こうとして、3回消して、やっぱりやめたことを思い出します。

35本の制限ができる前から、SBI証券のiDeCoはその多すぎる商品ラインナップから、正しい商品をまともに選べるような体制が提供されているようには感じませんでした。

ダラダラと似たような名前の投信がリストアップされた一覧の中から、正しいものを選んでくれというスタイルです。

あの状態で「商品を選びやすいツールを提供するのが使命」と言ってのけたのですから呆れたものです。あのままさらに商品の数が増えていたらと思うと、さすがに苦笑い。

詳しくは忘れましたが、確定拠出年金では特定の商品を推奨するようなことができないので、リストアップするしかないというようなことができないという文言を読んだ記憶があります。

しかし、売れ行きランキングなどは普通に公開されていますから、それほど強い制限ではないように思います。特定の指数や資産クラスで抽出して、信託報酬(運用管理費用)順に表示をする機能くらい既にあっても良かったはずです。

そうすれば、うちではこのようなシステムにより何千本あっても加入者が正しい商品を間違えずに選ぶことができるのだから、35本の制限は不当であるとお役人以外にも納得してもらえたはずです。

ま、僕らには伝わらないところでやっていたのかもしれませんが、それを知るすべはありません・・・。

多様性は商品ではなく金融機関にこそ必要

ところで、たとえば松井証券のiDeCoように基本的なインデックスファンドのみを10本程度しか用意しないほうが、シンプルで選びやすいということもまた言えると思います。

どちらが良いかという話には持って行きたくないのですが、金融機関が良心的な判断をしてくれる限りはそのほうが多くの人にとって良いのではないか? と思ったりします。

その方針は(つみたてNISAがそうであるように)金融機関ごとに特色があっても良いでしょう。2000本用意する金融機関と、10本厳選の金融機関。どれを選ぶかは加入者次第ということです。全部横並びでは競争が発生しませんからね。

変わったところではMYDCではロボアドのTHEOを投信として実現するために、3本の複合資産型投信と定期預金しか用意していないという挑戦的なスタイルとなっています。(コストが高いのと事業継続性が心配なので僕はお勧めしませんが)

必要なのは商品の多様性ではなく、金融機関の方針の多様性だったというわけです。

がんばれ、SBI証券

SBI証券がその特徴を生かすための、商品数無制限を勝ち取れなかったことは本当に残念です。SBI証券にはそれを獲得するための実力が足りませんでした。

いずれ機が熟して、そのような未来が訪れると良いなと思っています。そのためにも、SBI証券には絶えず働きかけを継続してほしいですし、今からでもいいですから商品を選びやすいツールを開発して実装してほしいと思っています。

でもまた新プランだけは勘弁してほしいところです。