資産形成家のいぬデックスです。
貧乏から抜け出すにも、つみたて投資は有効です。もちろん、一発当てるという意味ではありません。
それは効率の良い資産形成法というだけでなく、投資家的視点を得ることができるからです。出費に見合った価値を得ることができるか、もっと良いお金の使い方がないかという考え方です。
貧乏の原因は収入が少ないこともありますが、収入に見合わない「余計な」出費が原因であると思っています。
つみたて投資を始めると、本当に必要な出費かどうかを見分ける能力を身に付けることができます。
損得のボーダーラインが「つみたて投資」に
まず何かを買おうとか、食べようとか、体験しよう、サービスを利用しよう、楽をしようとすると必ず対価が必要になります。お金が出ていくわけですね。
ここで、得られるもの(満足・経験・時間)と金額とを比較して、その価値があるかどうか判断しているはずです。
ここで単に「使わずにとっておく(=貯金)」と比較するのは、低金利の日本では貯金がほとんど何も生み出さないことを考えると、基準が低すぎて抑止力にならないことが多いです。
比較対象が「他のお金の使い方」というのはなかなか難しいです。他の使い方が本当に価値のあるものであるかわからないからです。どちらもダメな使い方かもしれません。
しかし積み立て投資を実行していると、使わなかった分を投資して将来的に得られるであろう利益と比べて、その価値があるかどうかという点が分岐点となります。
つまり、お金の価値そのものが上がるということです。もったいなくなってきたでしょう?
投資よりも価値のあるものにお金を使い、余ったお金で遊ぼう
何もとにかくケチれ!と言っているわけではなくてですね・・・
今しかできない体験とか、子供の将来のためとか、収入を増やすための勉強とか、人生を豊かにするための読書などは、投資よりも得るものが大きい可能性が高いです。
ただ人生には無駄な出費というものがあります。見栄のため、自分へのご褒美、付き合いで行く飲み会、無為に過ごすための時短、つかの間の満足を得るためだけの支出。コンビニでの買い食いとかね。
全部とは言いません。これらのうち一部でも減らすことができれば、貧乏からの脱出は近づいてくるということです。人生の楽しみや人格の深みは無駄遣いにあるわけなので、要はバランスだと思います。
(貧乏なうちは資産増大を優先した方がいいと思いますが・・・)
資産が増えてくるとそれが生み出す金額も増えてくるので、余裕が生まれてきます。そうして余ったお金で人生を楽しむための出費をすればいいんじゃないでしょうか。