貧乏人でも投資がしたい

パーソナルファイナンスとインデックス投資についての話題がメインです。意見は結構コロコロ変わります。

配当金(分配金)を別のことに使ったっていいじゃないか

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資産形成家のいぬデックスです。

株式投資のリターンはキャピタルとインカムという、違う要素の組み合わせによって構成されています。(優待は無視)

最近のインデックスファンドの主流となっている、「分配しない方針」の投資信託は再投資後のトータルリターンに連動するとして、両者の区別がなくなってしまっています。

それがつみたてNISAで使う資産形成の道具として向いているかどうかはこの際置いておくとして、やはり分配金を出さずに内部的に再投資する投資信託は、金融商品としては邪道のような気がします。

ただのこだわりですが、なぜ利益が出るのかわからない金融商品(保険とか・・・)ってそれこそ「お金が勝手に増えていく」と本気で思ってしまう人が増えそうでちょっと怖いです。

いまさら、配当再投資とは

配当金の再投資は、文字通り配当金で再び株式を購入することで株数が増加し、その後受け取れる配当金の金額と、値上がり益が増加します。(もちろん、値下がりも増えますよ)

まさに株式投資における複利の源泉となっています。

「配当が出ると株価が下がる(配当落ち)のだから株を買い直しても元の資産額に戻るだけで、複利とは言えないのでは?」

というような素朴な疑問が湧いてきますが、さっきも書いた通り今後受け取れる配当も増えるので複利なんです。

最初からトータルリターン(配当込み)の商品しか見たことがないと、こういうことも少し勉強しないとわからなくなるのではないかというと、心配しすぎでしょうか?

最近は分配金を出すインデックスファンドも少なくなってきましたので、実際に複利でどの程度リターンに差がついているかを知るには、親切なETFプロバイダの情報を見るのが良さそうです。(野村のNEXT FUNDSには配当再投資リターンが載ってません)

他には、ベンチマークが配当無しの指数のファンドの月次レポートを見るというのもありますね。こちらはeMAXIS先進国株式の月報より。

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もしくは、ヤフーファイナンスでは株価指数やETFと、投資信託を同じチャートで比較できますので、このようにすると配当再投資の複利がわかります。

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※もしかしたらこの世のどこかには、S&P500やMSCIワールドなどの株価のみと配当込みリターンで比べられる情報があるかもしれませんが、僕は知りません。

配当金を別のことに使うのは悪いことじゃない

ところで、配当再投資による複利の話をすると、それをしないのは悪いことだと思ってしまう人が増えてしまうのも問題だと思っています。

配当は株式投資の正当な見返りであって、これをどこに配分するかはその人の自由です。資産を大きくすることが目的なら、再投資が正解です。

ですが、今しか買えないもの、今しか体験できないこと、今必要な事に使うというのは、場合によっては資産の成長よりも大きな価値を持つこともあります。これはこれで人生への再投資とも言えなくもないのではないでしょうか。

また、残ったお金のインフレ対策が目的なら、インフレに応じて資産額も上昇するようなものを持っている場合は、ただ持っているだけでその目的は達成したも同然ですから、いわば配当金や分配金は丸儲けです。使った後残った分はまた買い足すにしても、受け取ったお金は使ってもバチは当たらないでしょう。

使うべき時に使えるように、良いお金の使い方を若いうちから会得しておくというのは案外重要かもしれません。もちろん、必要以上のお金を使わないという節制も、同時に学んでいくべきですね。